当流は、土佐藩御留流として三百年以上伝承されてきた居合です。近代になり無双直伝英信流として全国に広められましたが、普及につれ土佐本来の居合とは違うものになってしまったため、平成七年に第二十代宗家竹嶋壽雄先生により流名を土佐直伝英信流と改め現在に至っています。
その特徴は、古くから伝えられてきた攻防を兼ね備えた当流の正しい刀法に加え、強く鋭く、そして自在で伸びやかな太刀筋を生む手の内や呼吸法を、その時々の宗家の指導の下、各自の体格や個性の応じた居合として体得していくことにあります。
第二十二代宗家 芳之内祐司
数多き体技の中で居合道に志を立てるということは、余程の信念を抱かねばなりません。それは斯道が、今、人の好むスポーツの世界でも、又、勝負の面白さもない自分への挑戦であることを入門に当ってよく理解し認識の上、不動の信条をもって始めて下さい。
格好の良さとか名誉に類する物の欲に憧れて始めてはなりません。それは途中の挫折がすでに当初から存在していますから、無駄な労力は明白です。入門の暁には武道人としてのマナーを失うことないよう心掛けて、不断の御精進を念じて止みません。
第二十代宗家 竹嶋壽雄
当流は土佐藩門外不出の御留流として伝承されてきた居合の流派です。第二十代竹嶋壽雄先生は無双直伝英信流第十九代福井春政先生の「唯一伝授」の御教道を基に伝書・口伝等深く研究せられ、その普及・伝承に生涯をささげられ、流名を二十一代継承式を機に「土佐直伝英信流」と改称されました。我々はこの土佐直伝英信流の精神や術技を後世に正しく伝えるべく、日々研鑚している行者の集まりです。
体格によってサイズが変わりますのでご相談ください。
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